ポケットwifiのアンテナが立たない原因とは?

「ポケットwifi自体は起動するのに、なぜかアンテナが全く立たない」
このような経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

例えば室内にいる時、その建物を構成している建材によっては電波が入りにくい状態になる場合があります。
このようなケースは窓際に移動するとつながりやすくなることがあります。

また、ビル内やアパート・マンションといった集合住宅、無料のwifiスポット、人の多い場所などはポケットwifiの電波を使用している人の割合が増え、速度が低下しつながりにくい状態を作ってしまう場合があります。

つながりにくい場合は、こういった環境に当てはまらないかチェックし、もし当てはまるようなら移動してみるのも良い方法と言えるでしょう。

チャンネル設定を変えてみる方法も

場所の移動はしたくないという場合は、ポケットwifiのチャンネル設定を変えてみることで電波の状況が改善される可能性があります。

WiMAXの場合、2.4GHzと5GHzで切り替えができるのですが、一方がつながりにくい場合はチャンネル設定を変えるだけで改善されることもあるので、ぜひ試してみてください。

2.4GHzは電波干渉を受けやすいため、他の家電製品を利用していると通信が弱まる傾向にあり、5GHzだと建物に弱く、屋内だと使いにくいという特徴があります。

屋内で使用する際に5GHzになっているとつながりにくくなってしまうケースもあるので気を付けましょう。

簡単!自作アンテナを作って快適通信へ

上記に挙げた解消方法でもポケットwifiのアンテナが立たないということもあります。
特に家の中、アパートなどの集合住宅では電波がつながりにくい環境でありつつ、WiMAXは建物内に弱いという特性を持っているため、より電波が届きにくくなってしまいます。

こうした弱点を改善する方法として、パラボラアンテナを作る方法をご紹介しましょう。

パラボラアンテナは、微弱な電波をキャッチするとそれを増幅させて端末に送ってくれる働きを示します。
つまり電波が届きにくい屋内の環境でも、しっかりと電波をキャッチし、しかも電波量を増やして送ってくれるのです。

ポケットwifiに使えるアンテナは簡単に自作することができ、しかも材料費は500円以内に十分収まります。

【材料】

  • 金属製のボウル
  • まな板スタンド

【作り方】

  1. まな板スタンドにボウルを斜めに設置する。
  2. ボウルに入った電波は焦点に集められるので、焦点(ボウルの中心)にポケットwifiが来るように設置する。
    ※ポケットwifiはクレードルごと設置しましょう。
  3. ボウルとポケットwifiを固定すれば完了。

どちらも100円ショップで購入できるので、最低でも200円あれば作ることができます。
固定が難しければ両面テープなどを使って補強しましょう。

また、パラボラアンテナは放射がよりなだらかになっていると効果を発揮しやすくなります。

深めの金属製ボウルを使用しても効果があまり見られない場合は、そうめんで使用するザルのように広く浅いザル全面にアルミホイルを巻きつけて使用すると良いでしょう。

パラボラアンテナを設置する場所や向きによっても速度が変わってくるので、自宅内で最も速い通信速度になる場所を探してみてください。