早く安定した通信速度で快適
ポケットwifiのプロバイダを選ぶにあたり、通信速度を重視される方は多いでしょう。
ルーターやプロバイダによって通信速度が異なるため、用途に応じて適したポケットwifiやプロバイダを選ぶ必要があります。
WEBサイトの表示であれば10Mbps以上あれば問題なく表示されますが、画像をたくさん使っているサイトは30Mbps以上の速度が求められるでしょう。
動画視聴やゲームアプリなどデータ容量が多いものは、100Mbpsの通信速度が望ましいです。
ポケットwifiは外でも使われることがあるので、通信速度だけではなく通信エリアの範囲や混雑しやすい場所でも使えるかなど、通信の安定性にも注目して選ばなくてはなりません。
【2018年2月現在】各プロバイダの最高速度を比較
ポケットwifiで通信をするためには、対応しているプロバイダと契約する必要がありますが、プロバイダによって最高速度が異なります。
どこが最高速度なのか、2018年現在の各プロバイダの通信速度についてご紹介しましょう。
・ドコモの場合
ドコモのポケットwifiは最大788Mbpsの速度に対応しています。
これはPREMIUM 4Gの場合で、これは複数の周波数帯を一つにまとめたキャリアアグリゲーションと、一度にたくさんのデータを運べるようにデータ量を増やす256QAM技術により実現しています。
LTEで受信する場合は200Mbpsですが、動画やゲームはスムーズに楽しめる速度です。
・auの場合
auのポケットwifiは最大708Mbpsの速度に対応しています。
wimax 2+2つとau 4G LTEを同時に使用でき、さらに256QAM技術と基地局と機種に4本ずつ搭載したアンテナで受信する4×4 MIMO技術により、超高速通信が可能です。
wimax 2での受信の場合は558Mbpsとなります。
・ソフトバンクの場合
ソフトバンクのポケットwifiは最大612Mbpsの速度に対応しています。
auと同じくキャリアアグリゲーションと256QAM技術、4×4 MIMOが使われており、4Gでの通信で適用される速度です。
4G LTLの場合は350Mbpsなので、十分高速通信が可能です。
・wimaxの場合
wimaxを扱うプロバイダは複数ありますが、サービス登場時は40Mbpsだったところ、wimax 2+に変わり2017年2月には最大440Mbpsになっています。
さらに有料オプションで最大708Mbpsの速度で通信が可能です。
2020年を目安に光回線と同じ1Gbpsを目指す計画も予定されています。
・ワイモバイルの場合
ワイモバイルのポケットwifiは最大612Mbpsの速度に対応しています。
ソフトバンクと同じ回線と技術により高速通信が可能です。
混雑しやすい場所でも個人に電波が割り振られるので、快適に通信できます。
最高速度は目安と考えよう
各プロバイダの通信速度を比較すると、PREMIUM 4Gを使ったドコモの速度が最高だと分かりました。
しかし、各プロバイダの最高速度は一部エリアでの対応であり、今後は主要都市を中心に順次拡大予定なので、全ての範囲で使えるわけではありません。
それでも200~300Mbpsが平均なので、快適なデータ通信が可能です。
ポケットwifiのプロバイダを選ぶ場合、最高速度は目安として考えましょう。
対応エリアが少ないことをはじめ、実際に出る速度は最高速度より遅くなる可能性があります。
電波は地域や障害物の多さ、人口密度など様々な条件で変化するため、思ったより速度がでないことも少なくないのです。
各プロバイダでは2年や3年の契約縛りを設けており、解約時期によっては高額な違約金が発生してしまうので、通信速度だけで選びと後になって公開することもあります。
最高速度を含め、回線が対応したエリアの広さ、料金プランや速度制限の条件、解約する場合の違約金などトータルに検討して、適したプロバイダを契約しましょう。